ホリデイ・トレッキング・クラブ

メンバー紹介

【河野格プロフィール】
 1986年5月18日生。A型おうし座。埼玉県ふじみ野市出身、在住。4人兄妹弟2男。
 埼玉県飯能市・自由の森学園中学、高校卒業。
 山梨県都留市・都留文科大学文学部卒業。体育会ワンダーフォーゲル部。
 大学卒業後、NPO法人都留環境フォーラムで4年間環境教育活動に従事。山に恵まれ山好きにはたまらないフィールドだった。
 年間100~120日山に登る。好きな山域は南アルプス。思い出に残る山は、初日から5日間連続で雨にやられ、足裏の皮が切れ、
 顔を歪めながら13日間かけて踏破した南アルプス全山縦走。2014年2月の関東豪雪でドカ雪になった時の、奥秩父主脈全山縦
 走の甲武信岳からの緊張の敗退。2016年1月、日本山岳ガイド協会登山ガイドⅡ取得。

山猫博士

 中学2年の学校登山「八ヶ岳登山」で、当時の校長・依田節夫氏が出発前にみんなに向けて放った言葉です。この瞬間から山登りが大好きになったのを今でも覚えています。
 それまでは山登りに特別関心が高いわけではありませんでした。幼少の頃、家族で奥武蔵ハイキングに出掛けてはいましたが、目的はもっぱら山頂でのお弁当かソフトクリーム。あくまで旅行の延長でした。小学5年の林間学校「赤城山」も、中学1年の「天狗岳登山」も修学旅行の延長。バス内や山小屋で騒ぎ、翌日体調不良で山小屋待機になる始末。みんなとはしゃぐ以外に、山登りの楽しみを見出せないでいたのだと思います。
 依田氏の言葉は考えれば当たり前ですが、私の山登りの捉え方を大きく変えました。山頂までの長いプロセスを楽しめるようになったのです。自分の一歩が山頂に近づく感覚。足を前に出せば景色も変わり、気づけば山頂は「すぐそこ」にある感覚。「山登りって面白い!」そう思った瞬間でした。
 これ以降、地域のワンダーフォーゲル同好会で登り、中高でも登山サークルを結成して仲間と登りました。大学で入部したワンダーフォーゲル部では、現在の基礎となる登山技術を磨いていきました。気象や読図、食糧計画やファーストエイドのスキルを勉強し、1週間以上山を歩きつなぐ「縦走」の楽しみを知ったのもこの頃でした。年間70日は山に登り、ノメり込んだのもこの時期でした。


ファゼーロ

 山梨県都留市の里山に抱かれた小さな大学、都留文科大学。在学中の3年の秋に出会った3名の先輩方に、私は大きな影響を受けます。
 環境教育や自然体験の世界で第一線で活躍する、NPO法人都留環境フォーラム代表・加藤大吾氏、都留市役所・佐藤洋氏、都留文科大学教授・高田研氏。幼少~青年期を郊外の住宅地で育ち、「自然との関わり=登山」しか知らなかった私は、先輩方と活動をともにするなかで、自然への見方が思い切り拡がりました。それは新しい扉が開き光が射す感覚、まさしく新しい世界でした。
 大学卒業後は都留市でのNPO活動に没頭。薪割りや田んぼ畑など、里山の恵みをいただく暮らしが間近にありました。薪も田んぼを潤す水も、里山の風景を構成する畑も、すべて山と密接に関係しています。ムササビや野生動物を追いかけたり、野外での寝泊り生活を通して子どもたちの感性を育む自然体験。サルやイノシシ、クマやシカなど動物たちが棲みよい森をつくる企業CSR活動。「山は登山だけでなく多様な関わりができる!」「山は人間以外の多くの生命が存在する場」「豊かさとは多様な存在を尊ぶことなのかもしれない」と、都留で過ごした9年間
は価値観をも変容する充実した日々でした。
 この先輩方との出会いがなければ、登山以外の山の楽しみや豊かさを実感をもって知ることはできなかったでしょう。山登りから一時期離れましたが、より深く山を捉えることができるようになったと思っています。
 


ボーガント・デストゥパーゴ

 都留市から離れると、自分らしい自然との関わりはやはり登山でした。岩や沢登り、雪山や長期縦走、低山ハイキングから海外登山と好奇心の赴くままに、山登りにエネルギーを傾けました。登山を通して、より深く山を知りたかったのです。
 そんななか、私に1つの気持ちが芽生えてきます。「自分のための山登りだけでなく、多くの人と山登りで充実感を得る喜びを共有したい」。同時に葛藤や心配も生まれます。「もっと成長してからにしようかな」「食べていけるのか」「家族もてるのか」。膨大な言い訳が頭のなかをグルグル巡ります。最終的には「本当はどうしたいのか」を自分に問い続け、ガイドの道を目指すことに決めました。
 そして、ガイドのあり方を学ぶべく、山岳ガイドの大先輩・山田哲哉氏の山行に度々参加。安全管理や参加者への気配りはもちろんですが、なにより山が好きという純粋な気持ち、山への飽くなき好奇心と探求心が強く伝わりました。この姿勢を表現することが、ガイドとして非常に大切だと思っています。
 自分の人生において最も充実感を味わう瞬間は、小さなコトでも大きなコトでも、自分のためでも誰かのためでも、「自分で成し遂げた時」だと思います。山登りは自分の足で歩く以上、代役のきかない自分の人生そのもの。山頂に行けなくても、たとえ散策だとしても、自分の足で1日を歩き終えた時の満ち足りた気分は格別です。地球上に存在する人間以外の生命に触れながら、大なり小なり、本当の充実感を味わうことができるのが山登りです。
 山登りはじめてみませんか。ぜひ一緒に登りましょう。


【お問合せ】
 下記アドレスよりお問合せください。申込、登山のご相談も承ります。
 itaru.kouno@gmail.com

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